仕事

建設DX遅れてる。。

こんな方に見てほしい

・建設業界で働いている
・現場監督として働いている
・建設業界に興味がある

私たち2人は2021年10月に横浜から田舎に移住しました。

今住んでいるのは、
千葉県の最南端
海と山に囲まれた自然豊かな場所
千葉県館山市です。

今回は僕の仕事である工務店の現場監督という目線から
建設業界のDXについて考えてみようと思います。

僕自身はITエンジニア出身であるため、
建設業界に思うことはたくさんあります。

なぜ建設業界がDXの波に乗れないのか、
私情を挟みながらお話ししますね。

DXとは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という仮説です。
*ウィキペディアより

もっと詳しくいうと、企業がビッグデータやIoTなどのデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善していくだけでなく、ビジネスモデルそのものを変革してこれまでに提供できなかった新しい価値を創造することです。

例を挙げるなら工場のロボット化銀行のオンラインバンク化など。

今まで人がやっていた部分を機械やAIに任せることで業務効率化につながります。

建設DXとは

もちろん建設業界にもDXの流れがきています。

建設DXとは、デジタル技術を取り入れて活用することで、業務プロセスそのものを変革し、建設生産プロセス全体を最適化することです。

簡単に言うと、仕事のやり方そのものを変化させることで現在建設業界が抱えている様々な問題を解決し新たな強みにしていこうという取組みです。

では建設業界の課題とはなんでしょうか。

建設業界の課題

人手不足

建設業界は高まる需要や増える工事件数に対し、働く人手が足りていない人材不足が急激に進んでいます。

建設業に従事する人は年々高齢化しつつ減少し、このままいくと2025年には技能労働者数が47万~93万人も不足するともいわれています。

人材不足を解決するには、労働環境の改善や業務の効率化が急務です。

原材料の高騰

近年よく聞く、ウッドショック
木だけではなく、半導体不足なども建設業界はモロに影響を受けます。

戦争や円安の影響もありますが、この流れは数年続くと言われています。

原材料の高騰による建設費の圧迫、人材需要の高まりなど、ますます厳しい状況に置かれます。
政府が省エネ住宅などに給付金を出していますが、建築価格そのものが上がってしまうと建てたくても建てることが厳しいのが現実です。

なぜ進まない建設DX

僕は館山市の工務店で現場監督として働いています。
そんな僕の目線からなぜ建設業界でDXが進まないかを以下にまとめました。

人間のアップデート

第一に思いつくこと。
それは、デジタルツールを使いこなすまでのスキルがない人が多すぎることです。

僕がいうデジタルツールとはドローンやCRM(顧客管理システム)、建設業界で言うとBMI (Building Information Modeling/Management)や
CIM (Construction Information Modeling/Management) などの難しそうなツールではありません。

チャットアプリSlackであったり、Office系・Google Workspace系であったりといった基本的なツールです。

幸いにも僕が勤めている工務店は社員全員がそういったツールに対応していますが、関係会社や協力会社を見てみると全くそんなことはありません

電話FAXが当たり前の世界です。

それゆえ、「言った言ってない問題」がこの令和時代で発生しています。
社内の些細なことであればいいのですが、これが建物に物理的に関わることならば即改善しなければなりません。

今まで建設業界はそれが日常茶飯事だったのでしょう。

紙媒体の多さ

作業途中にファイルを取り出して床合板の上に紙の図面を広げ、
工事しながら確認していくという施工方法。

しっかり確認できるので問題はないですが、
大変なのは図面に変更があった時などです。

変更後に全員の図面を差し替えなければ施工ミスにつながります。

といったように、紙媒体から卒業できていないのです。

環境にも良くないセキュリティ的にも良くないです。

職人の気質

建設業界の特徴として、一人親方といった個人事業主が多いことが挙げられます。
若くして会社から独立し、自分のスキルを活かして各工程を受け持つ方々です。

そのような人たちは昔の人を真似して生活しています。
それが成功する秘訣でもあるのですが。

でもそんな人たちがデジタルの時代が来たから今までのやり方を変えてAND PADのようなクラウドアプリへすぐに移行し、どんぶり勘定をやめてインボイス制度にすんなりと対応できるでしょうか。

答えは「ノー」です。

デジタル職人が生まれ、次世代の職人ロールモデルが出てくる日もそう遠くないかも?

まとめ

以上が建設業界のDXが進まない理由ではないでしょうか。

一概にDXといっても多岐にわたりますが、まずは人間をアップデートすることが一番の近道です。

次回はどうすれば建設DXが進むのか。
お金持ちのゼネコンではなく、田舎の小さな工務店でもできることを書いてみたいと思います。

業務を完全にデジタルから離してみるのも一つの方法なのかな〜。

建設業界で働いていらっしゃる方々、どうすればDXの波に乗れるのでしょうか〜。
教えてくださいよ〜〜。