・移住を考えている
・年齢が若い方で最近移住をした
・移住支援金を知っている
移住支援金をご存知ですか?
移住支援金とは簡単に言うと地方創生の取り組みとして
都道府県が移住する人に支給する支援金のこと。
移住を考えている方なら受け取らない理由がありません。
しかし、結論からいうと
私たち2人は受け取ることができませんでした。
個人のバックグラウンドやその地方の条件等にもよりますが
今回は私たちが受け取れなかった経緯などをお話ししたいと思います。
移住支援金とは
移住支援金

移住支援金とは、
東京都23区に在住または通勤する方が東京県外の地方へ移住し、
起業や就業する際に都道府県または市町村から補助金が支給される制度のことです。
①移住直前の10年間で通算5年以上かつ直近1年以上、
東京23区内に在住または東京圏から東京23区へ通勤していた
②直近1年以上は東京23区に在住または通勤している
③移住支援金の申請が転入後3か月以上1年以内であることや申請後5年以上
④各都道府県の指定する中小企業への就業をする
⑤継続して移住先市町村に居住する意思があること
上記の条件から分かる通り、
私たちのような20代の若い方には厳しめです。
また、最近ではテレワークによる業務も含まれる地域があります。
*今年から館山市もテレワークの条件が追加されました
移住支援金を支給している地方のページがこちらです。
*東京圏とは東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、条件不利地域を除く地域のこと
どのくらいもらえる?
世帯で最大100万、
単身だと最大60万円が支給されます。
私たちの経験
館山市は?

私たちが移住した千葉県館山市にも移住支援金制度があります。
単身世帯の場合:60万円
2人以上の世帯の場合:100万円
条件は上記に記載したものに加え、
こちらのマッチングサイトに登録されている企業に勤めることです。
もらえなかった理由
冒頭でもお話ししたように私たちは
この移住支援金を受け取ることができませんでした。
理由は2人とも条件に当てはまらなかったからです。
では、どの条件に当てはまらなかったか。
●僕の理由
僕は18歳で上京→大学時代は都内に在住→社会人1年半は横浜に在住していました。
しかし、大学4年間は住民票を香川に置いていたため、
記録上は1年半しか東京圏に住んでいないことになっていました。
そのため、条件①に当てはまることができませんでした。
●SAKIの理由
SAKIは横浜出身で現在は館山市のマッチングサイトに登録されている会社に勤めています。
さらに館山市の条件では都内に通勤していた方だけでなく、通学していたことも含まれるためクリアできていました。
ではどれがダメだったのか。
それは条件①の
「東京圏から東京23区へ通勤していた」ということ。
SAKIは移住する前の4月〜9月は
武蔵小杉店のホットヨガスタジオに勤務していました。
武蔵小杉は川崎市であるため、東京23区以外ということでダメ。
どうすればよかったか

僕の場合、大学時代に住民票を移しておくべきでした。
SAKIの場合、4月に入社したホットヨガスタジオで都内のお店に配属されていた、
もしくは、
大学卒業後にホットヨガスタジオに就職せずにそのまま横浜市から移住していればオッケーでした。
なんか変な話ですよね。
過去はどうにもできません。。。
まとめ
館山市では渚の駅という道の駅に移住支援金の役所の方がいるため、私たちは直接話を聞きに行きました。
それはなぜか。
当初は電話でやりとりをしていたのですが、
役所の担当の方も移住支援金について全てを理解しているわけではなかったため、
直接お話ししようと考えたからです。
しかし役所の言うことはコロコロ変わり、
その度に電話で報告され、
挙句の果てには折り返すと大体昼休みで不在という負のループでした。
これが役所の現状です。
そんな私たちの経験を踏まえて言えること。
・移住を考えている人はその地域の条件に当てはめていくことも選択肢の1つ
・行政に相談する前に自分でしっかりと理解していくことが重要
1点目に関して、
移住支援金の条件はその地域によって変わるため、より確実に支給されるように自分から条件に当てはめていく感じです。
例えば、あと数ヶ月待つことで1年間都内在住にするなど。
2点目に関して、
行政が全てを理解しているわけではないこと、最近できた移住制度に詳しい公務員さんがいる可能性が低いことを認識しておきましょう。
例えば、移住する前に前もってネットで調べたり、有楽町の移住相談センターに行って理解を深めたりなど。
そしてあらかじめ書類を揃えて移住先の役所に提出することがベストです。
以上が私たちの体験から皆様にお伝えした移住支援金についてでした。
本記事が少しでも移住する方のお役に立てれば幸いです。